厳しい暑さと紫外線が降り注いだ夏が終わり、過ごしやすい秋がやってきますね。しかし、季節の変わり目は、肌や髪にとって過酷な時期でもあります。
夏の間に蓄積された紫外線ダメージや、冷房による乾燥、汗や皮脂によるトラブル…。これらが一気に表面化しやすいのが、夏の終わりから秋にかけてのタイミング。さらに、秋は空気の乾燥が本格化し、肌の水分が奪われやすくなります。
そこで今回は、この時期にこそ取り入れたい「美容で気をつけたいこと5選」を、スキンケアからインナーケアまで幅広くご紹介します。早めの対策で夏のダメージをリセットし、乾燥に負けないうるおい美肌を手に入れましょう!
1.【徹底保湿】夏の”お疲れ肌”をうるおいで満たす
秋のスキンケアの基本は、なんといっても「保湿」。夏の間、紫外線や冷房にさらされた肌は、自覚している以上に乾燥し、バリア機能が低下している「インナードライ」状態に陥りがちです。
湿度が下がり始める秋に、夏のダメージを引きずったままだと、カサつきやごわつき、さらには小じわの原因にも。
【実践したいケア】
- 化粧水は「重ね付け」が基本: 一度にたくさんつけるのではなく、数回に分けてハンドプレスでじっくりと肌に浸透させましょう。肌がひんやりともちっとするまで、うるおいを届けます。
- スペシャルケアを投入: 週に1〜2回、保湿成分がたっぷり含まれたシートマスクや保湿パックを取り入れるのがおすすめです。
- 保湿成分に注目: 肌の水分を抱え込む「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などが配合された化粧品を選びましょう。
2.【美白ケア】夏の紫外線ダメージを本格リセット
夏に浴びた紫外線の影響は、すぐには現れません。肌のターンオーバーによって、シミやそばかすの元となるメラニンが肌表面に現れやすいのが、まさにこの秋口。
「日焼けは落ち着いたから」と油断せず、美白ケアを継続・強化することが大切です。
【実践したいケア】
- 美白美容液をプラスワン: いつものスキンケアに、美白有効成分が配合された美容液を取り入れましょう。シミが気になる部分には、重ね付けが効果的です。
- 注目の美白有効成分: ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸など
- ターンオーバーを整える: 古い角質が溜まっていると、せっかくの美白成分も浸透しにくくなります。マイルドなピーリングや酵素洗顔などで、優しく角質ケアを取り入れるのも良いでしょう。(※肌が敏感になっている時は避けましょう)
- 秋も紫外線対策はマスト: 秋の紫外線も侮れません。日中の紫外線対策は年間を通して続けましょう。
3.【頭皮ケア】夏のダメージは髪にも!健やかな頭皮環境へ
肌と同様に、頭皮も紫外線や汗、皮脂の過剰分泌などで大きなダメージを受けています。その結果、秋になると抜け毛が増えたり、髪のパサつきやうねりが気になったりすることも。
美しい髪は、健康な頭皮から生まれます。夏のダメージをリセットし、冬の乾燥に備えましょう。
【実践したいケア】
- 頭皮クレンジング: 週に1回程度、シャンプー前に頭皮用のクレンジングオイルなどで、毛穴に詰まった皮脂や汚れをすっきりオフしましょう。
- 頭皮マッサージ: シャンプー中やタオルドライ後、指の腹を使って頭皮全体を優しくマッサージ。血行を促進し、髪に栄養を届けやすくします。
- 頭皮用保湿ローション: 顔と同じように、頭皮も乾燥します。お風呂上がりに頭皮用の保湿ローションでうるおいを与えましょう。
4.【インナーケア】身体の内側から美をサポート
夏バテによる食欲不振や、冷たいものの摂りすぎで、内臓の働きが低下していませんか?内側のコンディションは、そのまま肌や髪に現れます。
旬の食材を積極的に取り入れて、夏の間に消耗した栄養素をしっかり補給しましょう。
【おすすめの秋の味覚】
- きのこ類: 食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。
- かぼちゃ・さつまいも: 抗酸化作用の高いビタミンA・C・Eが豊富。肌のターンオーバーをサポートします。
- さんま・いわし: 良質なたんぱく質と、血行を促進するEPA・DHAが豊富です。
バランスの良い食事を心がけ、身体の内側から美しさを底上げしていきましょう。
5.【ボディケア】見落としがちな全身の乾燥対策
涼しくなってくると、ボディの乾燥も気になり始めます。特に、皮脂腺の少ないすねや腕、角質が厚くなりやすいひじ・ひざ・かかとは、粉をふいたり、ガサガサになったりしがちです。
顔だけでなく、全身の保湿ケアを習慣にしましょう。
【実践したいケア】
- お風呂上がりが勝負: 入浴後、まだ肌に水分が残っているうちにボディクリームやオイルを塗りましょう。浴室から出る前の濡れた肌に使えるタイプの保湿剤も手軽でおすすめです。
- テクスチャーで選ぶ: 乾燥が気になる部分には、油分をしっかり補給できるこっくりとしたテクスチャーのクリームやバームを選びましょう。
- 角質ケアも忘れずに: ひじ・ひざ・かかとは、ボディスクラブなどで定期的に古い角質を取り除いてから保湿すると、より成分が浸透しやすくなります。
まとめ
夏の終わりから秋にかけては、美容の”仕込み”に最適な時期です。この季節のケアを丁寧に行うことで、冬の厳しい乾燥にも揺るがない、健やかで美しい肌や髪を育むことができます。
- 徹底保湿でうるおいチャージ
- 美白ケアで夏のダメージをリセット
- 頭皮ケアで健やかな髪を育む
- インナーケアで内側から輝く
- ボディケアで全身しっとり
ご紹介した5つのポイントを参考に、ぜひ今日から秋仕様の美容ケアをスタートしてみてくださいね。季節の変わり目を味方につけて、さらなる美しさを手に入れましょう!
【医療広告ガイドラインに基づく表記】 本記事は一般的情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。施術の適応・副作用・費用は医師による診察でご確認ください。