起きたらアゴが痛い…それ、夜中の「食いしばり」が原因かも?今日からできる改善セルフケア&治療法

「朝、目覚めるとアゴが疲れてる…」
「最近、頭痛や肩こりがひどくなった気がする」
「歯医者さんで『歯がすり減ってるね』って言われた…」

もし、こんなお悩みに心当たりがあるなら、原因はあなたが眠っている間の無意識の「食いしばり」かもしれません。

実は、多くの女性が悩んでいるこの食いしばり。自分では気づきにくいからこそ、どう対処していいか分からないですよね。

この記事では、そんなつらい食いしばりの原因から、おうちで簡単に始められるセルフケア、そして専門家による治療法まで、あなたの悩みに寄り添って詳しく解説します。


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なぜ?頑張り屋さんほど要注意な「食いしばり」の主な原因

寝ている間に、ギューッと歯を食いしばってしまうのはなぜなのでしょうか。その原因は一つだけではなく、私たちの日常に隠されています。

  • ストレスや心の緊張
    仕事や人間関係、家事や育児…。毎日頑張っている女性ほど、知らず知らずのうちにストレスを溜めがち。その緊張が、眠っている間にアゴの力として現れてしまうんです。
  • 日中のクセ
    PC作業やスマホの操作中、何かに集中している時、無意識に「んっ」と歯を食いしばっていませんか?この日中のクセが、夜まで続いてしまうことがあります。
  • 噛み合わせの問題
    歯並びや、過去に治療した被せ物の高さが合っていないと、アゴが安定する場所を探してしまい、余計な力が入ることがあります。
  • 生活習慣
    コーヒーが好きでつい何杯も飲んでしまう、寝る前にお酒を飲むのが習慣になっている…そんなカフェインやアルコールの摂取も、筋肉を緊張させ、食いしばりを引き起こしやすくすると言われています。

まずはトライ!おうちでできる簡単セルフケア

つらい食いしばりも、日々のちょっとした意識で改善できるかもしれません。今日から始められるセルフケアをご紹介します。

1. 「歯を離す」を合言葉に

リラックスしている時、実は上下の歯はくっついていません。唇を閉じていても、歯と歯の間には少し隙間があるのが正常な状態です。
日中、PCやデスクに「歯を離す」と書いた付箋を貼っておくのがおすすめ。「はっ!」と気づいた時に、意識的にアゴの力を抜いてみましょう。

2. 1日の終わりにアゴのマッサージ

頑張ってくれたアゴの筋肉を、やさしくほぐしてあげましょう。

  • どこを?: 頬骨の下あたり、奥歯をぐっと噛んだ時に盛り上がる「咬筋(こうきん)」という筋肉。
  • どうやって?: 指の腹を使って、くるくると円を描くように優しくマッサージ。お風呂の中など、体が温まっている時に行うとより効果的です♡

3. 寝る前のリラックスタイムを大切に

心と体の緊張をオフにすることが、夜中の食いしばり予防の鍵。

  • ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
  • 好きなアロマを焚いたり、ハーブティーを飲んだりする
  • 穏やかな音楽を聴きながらストレッチする

就寝前のスマホチェックはぐっと我慢。ブルーライトは脳を興奮させてしまうので、リラックスとは逆効果になってしまいます。


セルフケアでダメなら…専門家に相談する選択肢も

「いろいろ試したけど、朝のアゴの痛みがなくならない…」
そんな時は、我慢せずに専門家を頼ることも大切です。

歯科医院で相談してみよう

  • マウスピース(ナイトガード)療法
    最も一般的な治療法です。夜、寝る時に自分専用のマウスピースをつけることで、食いしばりの強い力から大切な歯やアゴを守ってくれます。保険が適用されるケースも多いので、まずは歯医者さんに相談してみましょう。
  • 噛み合わせの調整
    噛み合わせが原因の場合は、歯を少しだけ調整したり、矯正治療を提案されたりすることもあります。

【美容医療】「ボトックス注射」という選択肢、知っておきたいメリット&デメリット

最近では、食いしばりの治療として「ボトックス注射」も注目されています。
アゴの筋肉(咬筋)に注射することで、筋肉の過剰な働きをリラックスさせ、食いしばりの力を弱める治療法です。副次的な効果として、エラ張りが解消されて小顔に見えるという嬉しいメリットも。

ただし、良いことばかりではありません。治療を受ける前に、デメリットもしっかり理解しておきましょう。

ボトックス注射のデメリット

  • 効果は一時的: 効果は3~6ヶ月ほど。維持するには定期的に注射が必要です。
  • 表情が不自然になるリスク: 効きすぎて笑顔がひきつったり、左右非対称になったりする可能性も。医師の技術力がとても重要になります。
  • 副作用: 注射後に内出血や腫れ、頭痛が起きることがあります。また、一時的に硬いものが噛みにくくなることも。
  • すぐには戻せない: もし仕上がりが気に入らなくても、効果が自然に切れるのを数ヶ月待つしかありません。

手軽なイメージがあるかもしれませんが、医療行為であることに変わりはありません。信頼できるクリニックで、経験豊富な医師にカウンセリングをしっかり受けてから決断することが大切です。


ひとりで悩まないで

毎日のアゴの痛みや不快感は、本当につらいもの。
まずは、ご紹介したセルフケアを試してみてください。そして、痛みが続くようであれば、ぜひお近くの歯科医院に相談してみてくださいね。

あなたの朝が、スッキリ快適なものになりますように。

【医療広告ガイドラインに基づく表記】 本記事は一般的情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。施術の適応・副作用・費用は医師による診察でご確認ください。