美容医療のカウンセリングで必ず聞くべき10の質問

美容医療のカウンセリングで必ず聞くべき10の質問

施術前のカウンセリングでは、以下の10の質問を必ず確認し、医師から納得できるまで具体的な回答を引き出しましょう。

  1. 私の肌質・体質にこの施術は適していますか?

    乾燥肌、脂性肌、敏感肌など、ご自身の肌タイプやアレルギー体質を踏まえて安全に施術できるかを確認します。過去の治療歴や持病(アトピー性皮膚炎、糖尿病など)がある場合は必ず伝え、必要に応じてパッチテストや血液検査を依頼しましょう。

  2. 想定されるメリット・デメリットは何ですか?

    施術によって得られる具体的効果(シミの改善率、美白効果の持続期間など)だけでなく、赤み・腫れ・色素沈着といった一時的な副作用やリスクも聞きましょう。メリットとデメリットを比較して、自分の優先順位に合うか判断します。

  3. 痛みや不快感の程度はどれくらいですか?

    痛みの有無は施術方法や部位によって大きく異なります。麻酔クリームや局所麻酔の使用可否、痛みを軽減するオプションの有無を確認し、「痛みレベル(10点満点中)」で示してもらうとイメージがつきやすいです。

  4. ダウンタイムや施術後の生活制限は?

    照射後の赤みや腫れの持続期間、シャワー・入浴の可否、日焼け止め必須の期間、激しい運動やサウナなどを避けるべき日数を具体的に確認します。仕事やプライベートのスケジュールと調整しましょう。

  5. 具体的な料金体系と追加費用の有無は?

    初回料金だけでなく、2回目以降の割引や定額プラン、麻酔代・薬代・再診料などの追加費用があるかを明確にします。トータルコストの見積もりを提示してもらい、施術後に予算オーバーしないようにしましょう。

  6. 施術回数や頻度の目安は?

    効果を実感するまでに必要な回数、メンテナンスの間隔を確認します。例えばレーザー治療なら「3~5回を4週間ごと」、注入治療なら「半年に1回のペース」など、具体的なスケジュールを計画しましょう。

  7. 他の施術との組み合わせは可能ですか?

    同日に複数の施術を受けられるか、または最適な間隔をおいたコンビネーション治療(例:レーザー+高濃度ビタミン点滴など)の提案があるかを確認し、相乗効果を高めるプランを相談します。

  8. 副作用やリスクが起こった場合の対応は?

    万が一のトラブル時(感染、瘢痕形成、色素沈着など)に、クリニック側がどのようなフォローをするかを確認します。無料再診、再治療の条件、緊急連絡先や24時間対応の有無も重要なポイントです。

  9. 医師の経験年数・症例数・学会参加歴は?

    担当医がその施術を何例手がけているかを具体的に尋ねましょう。学会での発表歴や認定資格の有無、症例写真による実績確認で、技術力や安全性を見極めます。

  10. アフターケア・保証制度の内容は?

    施術後の定期チェック、写真による経過観察、保証期間内の追加施術や返金制度の有無を確認します。アフターケアが充実しているクリニックを選ぶことで、万一の場合も安心です。

質問時のポイント

  • 曖昧な回答には「具体的な数字」を求める:平均的な改善率やダウンタイム日数など、曖昧な表現ではなく数値化して示してもらいましょう。
  • できれば症例写真を見せてもらう:照明や角度が同じビフォー/アフター写真を実際に確認し、自分の肌質に近い症例を探すとイメージしやすくなります。
  • リスク説明が丁寧な医師を選ぶ:想定される副作用や万が一の対応策を口頭だけでなく書面でも提示してくれるかをチェックしましょう。

  • 回答はメモや録音で残す:後で他院と比較する際に役立ちます(録音は事前に許可を得てから行いましょう)。

まとめ

事前に「何を」「どこまで」「いつまで」に確認するかを明確にし、10の質問をしっかり準備してカウンセリングに臨むことで、安全かつ満足度の高い施術が実現します。回答内容は忘れずにメモし、複数のクリニックを比較検討する際の判断材料としてください。

【医療広告ガイドラインに基づく表記】 本記事は一般的情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。施術の適応・副作用・費用は医師による診察でご確認ください。