この記事の調査・編集方針
「イエベ」「青み」は主に色彩・美容の文脈で使われる言葉です。本記事では、パーソナルカラーにおける色の考え方と、もともとの唇の色を分けて整理します。また、美容上の「青み」と医学的な青色・灰色への変化を混同しないよう、安全面についても区別して説明します。
情報確認日:2026年10月7日。本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断を行うものではありません。
「パーソナルカラー診断ではイエベだったのに、すっぴんになると唇がピンクというより青み・紫み寄りに見える。これっておかしいの?」
そんな疑問を持つことがあります。
まず結論
イエベなのに、もともとの唇が青み寄りに見えること自体は矛盾ではありません。
パーソナルカラーの「イエベ」は「身体のすべての色が黄色い」という意味ではなく、黄み寄りの色を身につけたときに顔全体がどう見えるかという「似合う色」の考え方です。
目次
「イエベ=肌や唇そのものが黄色い」ではない
まず整理したいのが、「イエベ」という言葉の意味です。
NPO法人日本パーソナルカラー協会は、肌が黄みがかっているからイエベになるわけではなく、肌・瞳・髪そのものの色と、似合う色は必ずしも同じではないと説明しています。
パーソナルカラーでは、色相・明度・彩度・清濁といった色の特徴が顔に与える効果を見て、調和する色を判断します。
つまり
イエベだからといって、肌・髪・瞳・唇のすべてが黄み寄りである必要はありません。
そのため、
- 肌は黄み寄りに見える
- 診断ではイエベと言われた
- でも、すっぴんの唇は青みや紫みを感じる
という組み合わせも、それだけでおかしいとはいえません。
そもそも唇は顔の皮膚とは違う
唇の赤く見える部分(唇紅)は、顔の一般的な皮膚とは構造が異なります。
研究では、唇の色を評価する際に明るさ・赤み・黄みなど複数の指標が用いられており、唇と皮膚の色素についてメラニンやヘモグロビンを測定した研究もあります。
つまり、「顔の肌がこう見えるから、唇も必ず同じ色方向になる」と単純には考えられません。
ここでのポイント
「イエベなのに唇だけブルベ」というように、身体のパーツごとに別のパーソナルカラーが存在すると考える必要もありません。元の唇の色と、似合うリップの色は分けて考えましょう。
唇が「青み寄り」に見えるときは3つに分けて考える
Hospitでは、すっぴんの唇が青み寄りに感じられる場合を、大きく3つに分けて考えます。
1. 昔からそう見える
以前から自然な唇の色がローズ・モーヴ・紫み寄りに感じられる場合。パーソナルカラーがイエベであることと直ちに矛盾するわけではありません。
2. 照明や周囲の色で違って見える
洗面所の照明、ファンデーション、肌とのコントラストなどによって、唇の色の印象が変わることがあります。自然光でも確認してみましょう。
3. 以前と比べて明らかに変わった
急に青・青紫・灰色っぽく変わった場合は、パーソナルカラーの話だけで判断しないことが重要です。
まずは自然光ですっぴんの唇を確認してみる
リップカラー選びのために元の唇の色を見たい場合は、次の条件で確認すると比較しやすくなります。
- リップやティントを完全に落とす
- 強くこすった直後は避ける
- 可能なら自然光に近い場所で見る
- ファンデーションを塗った状態と、完全なすっぴんの両方を見る
- 上唇と下唇も分けて確認する
スマートフォンの写真だけで判断する場合は、カメラの自動補正や照明によって色が変わって見えることにも注意してください。
イエベなのに「イエベ向けリップ」が似合わないのはなぜ?
ここも「イエベ=この色を買えば必ず似合う」と考えないことが大切です。
例えば「イエベ向け」と紹介されているリップでも、実際の見え方には、
- 色の黄み・青み
- 明るさ
- 鮮やかさ
- 透け感
- 元の唇の色
などが関係します。
特に透け感のあるリップは、塗った色だけではなく元の唇の色と重なった状態で仕上がります。
リップ選びでは
「イエベ向けか」だけでなく、自分の唇に塗ったときにどう発色するかを確認する方が実用的です。
青みのある唇なら、黄みの強いリップで打ち消せばいい?
必ずしも「反対の色で打ち消せば正解」というわけではありません。
黄みの強いオレンジやベージュが元の唇と重なることで、くすんで見える人もいれば、自然になじむ人もいます。
逆に、ローズや赤みのある色の方が元の唇になじむ場合もあります。
色名や「イエベ向け」というラベルだけではなく、可能なら実際に唇へ試して判断しましょう。
リップを選ぶ前の5項目チェック
| 確認すること | ポイント |
|---|---|
| 元の唇の色 | 赤・ピンク・紫み・茶みなどを確認 |
| 透け感 | 透明感が高いほど元の唇色の影響を受けやすい |
| 明るさ | 黄み・青みだけでなく明度も見る |
| 鮮やかさ | 鮮やかすぎる/くすみすぎる場合もある |
| 実際の発色 | 可能なら手ではなく唇で試す |
パーソナルカラー上の「青み」と医学的な「青紫色」は別
ここは非常に重要です。
美容や色彩の会話でいう「青みピンク」「青みのある唇」は、色の印象を表す言葉です。
一方、医学では、血液中の酸素不足によって皮膚などが青色または灰色っぽく変色する状態を「チアノーゼ」と呼びます。
次のような場合は、パーソナルカラーの記事だけで判断しないでください。
- 以前とは明らかに違う青色・青紫色・灰色への変化がある
- 急に色が変わった
- 強い息苦しさなど、ほかの体調変化を伴う
このような変化は、美容やパーソナルカラーでいう「青み」とは別に考える必要があります。特に急な青紫色・灰色への変化に強い息苦しさなどを伴う場合は、美容上の問題として様子を見ず、速やかに医療機関を受診してください。
よくある質問
Q. イエベなのに紫っぽい唇は診断が間違っている?
唇そのものの色だけでパーソナルカラーを判定するものではないため、それだけで診断が間違っているとはいえません。
Q. 唇が青み寄りならブルベ向けリップを使うべき?
必ずしもそうではありません。元の唇の色だけでなく、リップ自体の明るさ・鮮やかさ・透け感や、顔全体との調和を確認しましょう。
Q. 手の甲で試した色と唇で違って見えるのはなぜ?
手と唇では元の色や皮膚の状態が異なるため、同じリップでも見え方が変わります。透け感のある製品ほど違いが出やすいため、可能なら唇で確認すると判断しやすくなります。
Q. 寒い日に唇が青み寄りに見えるのは?
気温などで色の見え方が変わることはありますが、原因を見た目だけで判断することはできません。明らかな色の変化が続く場合や体調変化を伴う場合は、美容の問題だけと決めつけないようにしてください。
まとめ
イエベなのに、すっぴんの唇が青み・紫み寄りに見えても、それだけでおかしいわけではありません。
パーソナルカラーは「身体のすべてのパーツが黄みか青みか」を分類するものではなく、色を当てたときに顔全体がどう見えるかを考えるものです。
リップを選ぶときは、イエベ向けという表示だけでなく、自分の元の唇の色・明るさ・鮮やかさ・透け感を合わせて見ると選びやすくなります。
ただし、以前とは違う青・青紫・灰色への急な変化や体調変化がある場合は、パーソナルカラーとは別の問題として考えてください。