稲城市の産婦人科 全4施設完全ガイド(2025年版)

副題:公立・民間・助産院の特徴と費用を徹底比較!妊婦健診から出産、その後のケアまで——稲城で安心してマタニティライフを送る方法

はじめに ― “選択肢は少ないが個性派揃い”の稲城市

東京都多摩エリア南端にある稲城市(人口約9万人)は、産科医療機関の数こそ少ないものの、総合病院・ホテル型クリニック・個人医院・助産院という4タイプすべてがそろう珍しいエリアです。
「安全第一でハイリスクにも備えたい」「家族と一緒にホテルのような環境で過ごしたい」「自然分娩にこだわりたい」──多様化する妊婦ニーズに応える“少数精鋭の選択肢”が整っています。

稲城市の産婦人科を選ぶ3つの視点

1. 公立病院 vs. 私立クリニック

稲城市立病院はNICU連携・麻酔科常駐でハイリスク妊娠にも対応。一方、べリエの丘クリニックは全室ホテル仕様の個室で家族も宿泊でき、無痛分娩は計画スタイル。
医療安全性を重視するか、快適性やサービスを重視するかで大きく分かれます。

2. 助産院という選択肢

稲城市の助産院は芦川助産院のみ。和室でフリースタイル分娩が可能ですが、2025年6月現在は分娩を休止中。自然派を希望する場合は隣接市の助産院を検討するケースも増えています。

3. 交通アクセスと通院頻度

妊婦健診は妊娠後期に週1回の通院が必要になるため、JR南武線沿線(南多摩・稲城長沼・若葉台)に3施設が集中している点は大きなメリット。マイカーがなくても通院しやすいのが特徴です。

稲城市の産婦人科一覧(比較表)

施設名 特徴 分娩費用目安 診療時間 住所/最寄駅 公式サイト
稲城市立病院 総合病院・ハイリスク可・NICU連携 約55〜60万円
無痛+7万円(助成可)
8:30〜11:00(平日) 稲城市大丸1171/南多摩駅徒歩8分 公式
べリエの丘クリニック ホテル型個室・家族宿泊可・計画無痛対応 約67〜75万円
(早生まれ割引あり)
9:30〜15:30(月〜土) 稲城市若葉台2-14-2/若葉台駅徒歩5分 公式
増田産婦人科医院 駅近の個人医院・少人数制ケア・教室充実 約50〜65万円 9:30〜12:00/13:30〜16:00(平日) 稲城市大丸189/稲城長沼駅徒歩4分
芦川助産院 自然分娩・母乳外来
※現在分娩休止中
約45万円〜(目安) 完全予約制 稲城市大丸927/南多摩駅徒歩3分

各施設詳細レビュー

稲城市立病院〈公立総合・南多摩駅〉

強み:

  • 24時間救急・麻酔科常駐でハイリスク妊娠も安心
  • 無痛分娩+70,000円(東京都助成で最大85,000円補助)
  • 立ち会い出産・院内助産に対応、母乳外来あり

費用:正常分娩55〜60万円/帝王切開は保険適用+差額10〜15万円

利用者の声:「NICU連携で安心」「助産師外来がフレンドリー」

注意点:分娩予約は妊娠12週まで。2025年5月より入院日数が5日に短縮。

べリエの丘クリニック〈私立・若葉台駅〉

強み:

  • 全室ホテル仕様の個室+家族宿泊無料
  • ロミロミマッサージ・アフタヌーンティーなどリゾート級サービス
  • 産後2週間・1か月健診無料、同窓会イベントあり

費用:基本プラン約67万円(早生まれ割引あり)/計画無痛+5万円

利用者の声:「お祝い膳がコース料理並み」「家族と添い寝でき感動」

注意点:無痛は計画分娩のみ、夜間は当直医がオンコール対応。

増田産婦人科医院〈個人・稲城長沼駅〉

強み:

  • 開業50年の地域密着、小規模ならではのアットホームさ
  • 陣痛タクシー連携&夜間加算なし
  • マタニティヨガ・産後ピラティス教室が充実

費用:正常分娩約50〜65万円/帝王切開約72万円〜

利用者の声:「毎回30分以上かけて丁寧に診察してくれる」

注意点:ベッド4床のため予約は早めに。無痛分娩はなし。

芦川助産院〈助産院・南多摩駅〉

強み:

  • 和室でのフリースタイル分娩
  • 産後1年までの母乳外来・整体ケア

現状:2025年6月現在、分娩を休止中。再開は未定のため必ず電話確認を。

料金・補助制度

分娩費用の相場

稲城市の正常分娩相場は45万〜75万円。私立クリニックはアメニティが充実するぶん費用が高くなります。帝王切開は保険適用ですが、個室差額と検査費で+10〜15万円が目安です。

東京都の無痛分娩費用助成

稲城市立病院・べリエの丘クリニックは都の助成対象。最大85,000円が戻るため、実質負担がグッと下がります。

出産育児一時金(50万円)

直接支払制度を利用すると、退院時に差額のみ支払えばOK。カード不可の施設もあるため、事前に確認しましょう。

稲城市の産後ケア事業

産後2か月未満の母子を対象に、短期入所型ケア1泊5,000円で利用可能。べリエの丘・増田産婦人科・都内提携ホテルで実施しています。

よくある質問(Q&A)

質問 回答
立ち会い出産はできる? 稲城市立病院は1名24時間OK。べリエの丘は家族計3名まで宿泊可。増田産婦人科はパートナーのみ。
無痛分娩に対応している施設は? 稲城市立病院(24h硬膜外)とべリエの丘クリニック(計画無痛)。
分娩予約はいつまで? 各施設とも妊娠12週前後。助産院は要電話確認。
産後健診費は補助される? 稲城市の補助券:妊婦健診14回(最大10万円)、産後健診1回5,000円。
上の子を連れて入院できる? べリエの丘は子ども2名まで同室無料。その他は日中面会のみ。

まとめ ― 自分らしい出産を叶えるために

稲城市には安全重視・快適重視・地域密着・自然派の4タイプがそろいます。
「医療リスク」「分娩スタイル」「アクセス」「家族サポート」の4軸で優先順位をつけ、妊娠12週までに見学&仮予約を行うことが後悔しないコツ。
本記事を参考に、あなたの理想のバースプランを実現してください。

※掲載情報は2025年6月時点。診療時間・費用・サービスは変更の可能性があります。受診前に必ず各施設へご確認ください。

【医療広告ガイドラインに基づく表記】 本記事は一般的情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。施術の適応・副作用・費用は医師による診察でご確認ください。