【これってFAGA?】見逃さないで!女性の薄毛、5つの危険度サインとセルフチェック法

「最近、なんだか髪の調子が悪い…」「シャワーの後の抜け毛が気になる…」
ふとした瞬間に感じる髪の変化は、とても不安なものですよね。特に女性にとって髪は自信の象徴でもあり、その悩みが日々のストレスになってしまうことも少なくありません。しかし、その変化が一体何なのか、一人で判断するのは難しいものです。

もしかしたら、そのサインは女性男性型脱毛症(FAGA)の始まりかもしれません。FAGAは進行性の脱毛症ですが、幸いなことに、早く気づき、適切な対策を始めることで、その進行を緩やかにしたり、改善したりすることが可能です。まずはご自身の状態を客観的に把握することから始めましょう。

以下のチェックリストを使って、現在の髪と頭皮の状態をじっくりと確認してみてください。

FAGA危険度セルフチェックリスト

  • 分け目が以前より広がり、地肌が透けて見える

    FAGAの最も代表的なサインの一つです。特に頭頂部(つむじ周り)の分け目が、以前よりもくっきりとした直線のように見えたり、地肌の見える幅が広がったりしていないか確認しましょう。
    【チェック方法】明るい照明の下で、手鏡と合わせ鏡を使うか、スマートフォンで頭頂部の写真を撮ってみてください。半年前や一年前の写真と比較すると、変化が分かりやすいです。

  • 髪全体のボリュームが減り、ハリやコシがなくなった

    髪の毛一本一本が細く、弱々しくなる「軟毛化(なんもうか)」もFAGAの特徴です。これにより、髪全体の密度が低下し、「ペタッ」とした印象になります。髪を束ねたときに、以前より毛束が細くなったと感じる方も多いです。ハリやコシがなくなり、スタイリングがうまく決まらなくなります。

  • 抜け毛の中に、細く短い毛が混じっている

    健康な抜け毛は、太くしっかりとした「成長しきった髪」です。しかしFAGAになると、ヘアサイクルが乱れ、髪が十分に成長する前に抜けてしまうことが増えます。シャワーの排水溝やブラシ、朝起きた時の枕元に、細くて短い、弱々しい毛が目立つようになったら注意信号です。(健康な人でも1日に50〜100本は抜けますが、その質と量の変化が重要です。)

  • 以前より髪がうねるようになった、まとまりにくい

    髪の毛は、毛根にある毛母細胞が作り出します。FAGAによって毛根の働きが弱まると、髪の断面がきれいな円形を保てなくなり、歪んだ形で生えてくることがあります。これが原因で、元々は直毛だったのにうねりが出始めたり、クセが強くなったりすることがあります。

  • 家族(特に母方・父方の女性親族)に薄毛の人がいる

    FAGAの発症には、男性ホルモンへの感受性の高さといった遺伝的要因が関わっているとされています。これは母方からも父方からも受け継ぐ可能性があります。もちろん遺伝が全てではありませんが、ご自身の体質を知る上での一つの判断材料となります。

チェックを終えて…次の一歩

いかがでしたでしょうか。もし、2つ以上当てはまる項目があった場合、それは頭皮や髪が何らかのサインを発している証拠です。しかし、ここで過度に悲観する必要はありません。大切なのは、このサインを見逃さず、次の一歩を踏み出すことです。

FAGAは、セルフケアだけでは改善が難しい側面があります。最も確実な方法は、皮膚科や女性の薄毛専門クリニックに相談することです。専門医はあなたの頭皮の状態をマイクロスコープなどで詳しく診察し、原因を特定した上で、あなたに最適な治療法やケア方法を提案してくれます。勇気を出して専門家の扉を叩くことが、悩みを解決するための最短ルートになるはずです。

【医療広告ガイドラインに基づく表記】 本記事は一般的情報提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。施術の適応・副作用・費用は医師による診察でご確認ください。