順調に落ちていた体重が、ある日突然ピタッと動かなくなった…そんな「停滞期」に、心が折れそうになっていませんか?でも、諦めるのはまだ早い!実は、停滞期はあなたのダイエットが順調に進んでいる証拠なんです。今回は、停滞期が起こるメカニズムと、賢く乗り越えるための5つの具体的な方法をご紹介します。
そもそも、なぜ「停滞期」は起こるの?
停滞期の正体は、私たちの体に備わっている「ホメオスタシス(恒常性)」という素晴らしい機能です。体重が急激に減ると、体は「飢餓状態かもしれない!」と勘違いし、エネルギー消費を抑えて体を守ろうとします。つまり、停滞期は体が変化に適応しようとしている正常な反応なのです。
この仕組みを知るだけで、「私の体、頑張ってくれてるんだな」と、少し前向きな気持ちになれませんか?
停滞期を乗り越える!5つの処方箋
焦りは禁物です。停滞期を抜け出すためには、体に「今は飢餓状態じゃないよ、安心して」と教えてあげることが大切。そのための具体的な方法を5つご紹介します。
1. 思い切って「チートデイ」を設ける
「チートデイ=だます日」として、1日だけ好きなものを食べる日を作りましょう。これにより、体に一時的に多くのエネルギーが入り、「飢餓状態は終わった」と認識させ、再び代謝のスイッチを入れる効果が期待できます。
ポイント:週に1回〜2週間に1回程度。中途半端ではなく、基礎代謝の2〜3倍のカロリーを目安にしっかり食べましょう。
2. 運動の内容を見直してみる
いつも同じ運動ばかりしていると、体がその負荷に慣れてしまい、消費カロリーが減ってくることがあります。
- 有酸素運動の時間を少し伸ばす、または強度を上げる(例:ウォーキング→早歩き)
- 筋トレの種目を変えたり、負荷(重さや回数)を増やしたりする
- HIIT(高強度インターバルトレーニング)など、新しい刺激を取り入れる
3. 食事記録を付けて、内容を客観視する
慣れてくると、無意識のうちに食べる量が増えたり、栄養バランスが崩れたりしていることがあります。一度、食事記録アプリなどを使って、自分が何をどれだけ食べているかを見直してみましょう。たんぱく質が不足していたり、良質な脂質が摂れていなかったり、意外な発見があるはずです。
4. 睡眠の質を高める
睡眠不足は、食欲を増進させるホルモン「グレリン」を増やし、食欲を抑制するホルモン「レプチン」を減らしてしまいます。停滞期こそ、いつもより30分でも多く寝ることを意識しましょう。寝る前のスマホをやめ、リラックスできる環境を整えることが大切です。
5. あえて体重計に乗らない日を作る
毎日体重計に乗って一喜一憂するのは、精神的なストレスになります。ストレスはダイエットの大敵。思い切って1週間ほど体重計から離れてみましょう。その間は、体重の数字ではなく「体のラインの変化」や「服の着心地」に意識を向けてみてください。気持ちが楽になり、ストレスから解放されることで、案外すんなり停滞期を抜け出せることもあります。
まとめ:焦らず、自分を褒めながら続けよう
停滞期は、ダイエット成功への道のりで多くの人が通る関門です。ここで焦って極端な食事制限に走ったり、ヤケになったりするのが一番のNG。「順調な証拠」と捉え、今回ご紹介した方法を試しながら、自分の体と向き合ってみてください。頑張っている自分をたくさん褒めてあげることも忘れずに!
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